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「死刑囚の臓器を摘出し 現場を偽装」

2015年02月15日

【新唐人2015年2月15日】中共当局は2015年から死刑囚の臓器を使用した臓器移植を全面的に停止すると宣言し、国際社会から注目されています。近日、事情を知る中国大陸のある市民が新唐人に対し、中共は臓器移植の需要に応じて死刑囚を殺すだけでなく、現場を偽装し、外界を騙していると述べました。

 

この匿名希望の情報提供者によると、中国の省クラスの解放軍病院に勤務していた友人が1980年代に、マフィアの死刑囚数人から角膜と腎臓を摘出したことがあるそうです。その数年後、中国ではすでに臓器の乱用が蔓延し、一部の小規模の病院ですら闇ルートを通じて司法部門から臓器を調達していたといいます。

 

匿名希望の情報提供者

「友人の一人が関与しました。彼の病院は小規模で、死刑囚の臓器をもらえないため、県所在地に調達に行きました。すると県は彼らの移植手術に合わせて、早朝4時頃に判決を下し、すぐ死刑を執行します。8時の移植手術に間に合わせるためです。手術が終わると死体を包んで、火葬場に運び火葬します。医者は緊張のあまり、ずっと手が震えていたそうです。初めてだったからです」

 

2回目に臓器を取った死刑囚は、摘出が終わってもまだ息があったが、火葬場に運ばれたそうです。臓器を摘出したあとはその現場を偽装するといいます。

 

匿名希望の情報提供者

「1回目は救急車の中だったので、死体と非常に近かったそうです。2回目は空港の空き地でした。トラックの中だったので、少し広かったそうです。軍人の見張りもあり、その軍人も一般兵ではなく、『連』以上の幹部だったそうです。死刑を執行された写真も必要なのですが、血が流れ切っていて、死体を銃で撃っても血が流れません。なので事前に血を容器に貯めておいて、手術終了後に頭からその血をかけ、写真を撮ったそうです」

 

2005年まで、中共は死刑囚の臓器使用を頑なに否認していました。ところが2006年になって突然、移植用の臓器は死刑囚からであると態度を一変させました。しかし、法輪功学習者からの臓器狩りに対しては未だに否認しています。

 

一方、この情報提供者は、自身の経験からすると、医療道徳が全くない中共の軍病院なら、臓器狩りは十分あり得ることであると述べます。

 

匿名希望の情報提供者

「ある日、海外からかかってきた電話で、臓器狩りのことを聞きましたが、私は信じて疑いませんでした。彼らは長年習慣的に行っています」

 

死刑囚の臓器収奪から法輪功学習者からの臓器狩りに至るまで、その主な関与者は中共の軍病院です。死刑囚の臓器摘出の根拠は1984年の暫定規定に基づいています。

 

一方、解放軍総後勤部の元衛生部長、白書忠(はくしょちゅう)は、法輪功学習者からの臓器狩りは江沢民の命令によるものであると、調査の時にもらしました。

 

「追跡国際組織」調査員

「あなたの総後勤部、衛生部長就任期間中、法輪功学習者からの臓器摘出は、総後勤部の王克部長の命令でしたか?それとも軍事委員会からの命令でしたか」

 

総後勤部元衛生部長 白書忠

「当時は江主席からこのことについて、指示がありました」

 

中共当局は2015年1月1日から、死刑囚の臓器を使用した臓器移植を全面的に停止すると宣言しました。一方、中国臓器移植業界の真実は当局によって今もなお、覆い隠されています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/02/10/a1176174.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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